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小杉將之税理士事務所

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顧客を絞り込み効率的に販売するために 顧客ターゲティングをどう活用すべきか

New 2025.06.30

情報やモノが溢れる現代では、いくら質の高い商品やサービスでも、簡単には売れなくなってきています。だからこそ、顧客ターゲティングの精度向上は、効率的なマーケティング施策に欠かせないのです。今回は、具体的な進め方や導入事例について解説します。

マーケティング戦略の軸を明確に 顧客ターゲティングの必要性とは

顧客ターゲティングとは、文字通り「顧客のターゲットを選定すること」です。モノや情報が飽和し、競争が激化している現代では、製品やサービスを販売するのは簡単ではありません。そのため企業は、ターゲットとなる顧客層を絞り込むことで、より確実かつ効率的に買い手の購買意欲を高める努力をしています。顧客ターゲティングの重要性は多岐にわたります。まず、品揃え、接客、内外装、販促などの戦略立案に不可欠です。ターゲットを明確にすることで、それに合った品揃えやレイアウトを考えられます。また、自社商品・サービスの特徴を明確にし、アピールすべき点をつかみ、マーケティングに活かすためにも重要です。さらに、顧客ターゲットのニーズに合った商品・サービスの開発を行ううえでも、顧客ターゲティングは有効です。市場ニーズよりも自社の強みを前面に押し出して製品を開発する「プロダクトアウト」とは違い、顧客のニーズや需要を最優先に考え、製品やサービスを開発する「マーケットイン」は、まさに顧客ターゲティングの基本的な考え方といえます。
顧客ターゲティングの進め方の一つに「ペルソナ設定」があります。ペルソナとは、簡単に言えば「顧客像」です。趣味嗜好や行動パターンなどを詳細に設定し「実在し得る個人」を見立てます。市場を顧客やニーズなどの共通項で細分化する「セグメンテーション(S)」、細分化した市場のなかから、自社が狙うべき市場を定める「ターゲティング(T)」、ターゲット市場内での自社の立ち位置を決める「ポジショニング(P)」を合わせた「STP分析」という手法もあります。

企業の導入事例を参考にしながら自社の最適市場を見極めていこう

顧客ターゲティングを成功させた企業事例を紹介します。「無印良品」では、飾り気のない、シンプルなライフスタイルを求める人をターゲットに設定したマーケティングが有名です。無駄な付加価値をつけず、シンプルで素材を生かした商品開発のために、パッケージやデザインの「無駄」も省いて合理性を追求した結果、その飾らないシンプルな見た目を「おしゃれ」と感じる女性にも受け入れられて、ブランディングの確立にも奏功しました。「スターバックス」もターゲティングの成功例としてあげられます。「コーヒーを通じて人々の生活に彩りを加え、人々とコミュニティを1つにする」というビジョンをもとに、単なる喫茶店ではなく「サードプレイス」(家と職場以外の第三の場所)としての店舗づくりを追求しています。椅子やソファの座り心地や間接照明などの内装にこだわり、くつろげる空間を演出しています。売上の伸び悩み、あるいはもっと売上を増やしたいと思う企業は、一度顧客ターゲティングの見直しを図ってみるのもよいでしょう。


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