株式会社の作り方☆3日でできる会社のつくり方(1)
3日でできる会社のつくり方(1)
さあ、3日で会社をつくりましょう。
1日目は定款の作成から。
株式会社は本店所在地を管轄する法務局に、
設立登記を申請することによって、誕生します。
この手続きは司法書士が行うのが一般的ですが、
個人で行うことも可能です。
もちろん、
個人で行えば司法書士への報酬を節約できます。
しかし、記載事項の不備などがあれば、
手続きのやり直しを求められることもありますし、
司法書士などの専門家に依頼した方がスムーズです。
その場合に気になる報酬ですが、
数万円から15万円程度が相場です。
価格に幅があるのは、
どこまでやってもらうかで料金が変わるからです。
よって、手間をかけて自分でやればやるほど、
登記費用の節約になります。
1日目のメニューは、次の通りです。
ひとつずつ注意点を確認しながらみていきましょう。
①市区町村役場で、発起人と代表取締役の印鑑証明書を受け取ろう
実印の印鑑登録はしていますか?
まだであれば、印鑑登録からはじめてください。
②法務局出張所で、類似商号を調査し、設立登記申請で必要となる書類をもらおう
「印鑑届書」をもらっておきましょう。
2日目で使いますので。
③定款を作成しよう
前回お届けした「会社をつくる前の準備」を思い出してください。
会社の組織や運営についての
基本事項を記載したルールブック=定款です。
前回は内容を決めるところまで進んだので、
今度は実際に作成します。
④定款を製本しよう
用紙サイズはA4が一般的です。
表紙をつけてホチキス止めして、
背表紙に製本テープか、
細長く切った紙をのりづけして製本します。
表紙の表裏の製本テープとの境目に、
それぞれ発起人全員の実印で契印します。
これを3通用意してください。
1日目はここまで。
あまり普段やることのない製本など、
やや時間がかかるかもしれません。
しかし、丁寧につくりましょう。
定款はずっと、ついて回るものですから。
次回は「3日でできる会社つくり方(2)」です。