ターゲットに興味関心を喚起させる 『アンケート型プロモーション』の効果
『アンケート型プロモーション』とは、アンケート形式で対話を行い、ターゲット層に限定した効果的なアプローチを行っていくマーケティングの手法です。今回は、アンケート型プロモーションで具体的にどのような効果が見込めるのかを、成功に導く3つのポイントとともにご紹介します。
アンケートの回答をもとに特定のターゲットに訴求できる
アンケート型プロモーション(リサーチ型プロモーション/対話型プロモーション)とは、アンケート対象者のなかから、商品・サービスにあうターゲット層を絞り出し、より効果的に顧客の興味関心を喚起させるマーケティング方法です。アンケートを取ることで対象者のリサーチを行い、自社のブランドサイトやキャンペーンサイトにターゲットを流し込むことを目的としています。
アンケート型プロモーションを実施すると、アンケートに回答してもらうことで商品・サービスに対する理解を促進するだけでなく、回答結果をもとに精度の高いターゲティングを行え、特定のターゲットのみに訴求することが可能になります。アンケート形式の場合、対象者自身がインプット(質問内容の理解)とアウトプット(質問に対する回答)を同時に行えるため、自然な流れでその商品やサービスを認知・理解することになります。また、ユーザー側からもアンケートに回答するというアクションがあることで、双方向のコミュニケーションがとれることもポイントの一つです。その商品のターゲット層だけに正確にリーチすれば、プロモーション効果を最大限に高めることができます。
プロモーション成功のカギは回答者に「考えさせる」こと
アンケート型プロモーションで成果を得るために、以下の3つがポイントとなります。
(1)普段の行動を振り返ってもらう
(2)商品の活用シーンをイメージしてもらう
(3)商品の価値や魅力を語ってもらう
まずは回答者に普段の行動を振り返ってもらい、自分では気づいていない潜在的なニーズを明らかにします。「○○はどのくらいの頻度で使っていますか?」「○○について不満に感じていることはありますか?」などの選択肢を導入部分に設けるとよいでしょう。
次に、ブランドサイトやキャンペーンサイトなどの対象ページに誘導し、商品・サービスの特徴や効果について理解してもらいます。そのうえで、自分が実際に商品を活用しているシーンをイメージしてもらい、「どのような点に魅力を感じましたか?」「この商品を選ぶ理由には何があげられますか?」「どのようなシーンで活用したいですか?」などの設問で、より具体的な活用シーンをイメージしてもらいます。
最後に、回答者が感じた商品・サービスの価値や魅力について記入してもらう欄を設けます。アンケート設計をする際は選択肢から選ぶ設問だけでなく、回答者に自分の言葉で語ってもらうような設問も取り入れると、その商品をより身近に感じてもらえます。
アンケート型プロモーションにおいては、いかに自分ごととして考えさせられるかが成功のカギといえます。
アンケートによる対話をすることで商品・サービスの魅力をしっかりと訴求できるという利点を活かし、品への親近感を促すようなアンケート設計を心がけましょう。