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小杉將之税理士事務所

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デジタル時代こそ活きる 「五感マーケ」で顧客をつかむ

2026.05.25

SNS広告やメール配信が当たり前になった今、あえて「手で触れる・目で見る・肌で感じる」アナログ販促が再注目されています。デジタルと組み合わせることで、少ない予算でも記憶に残る顧客体験が生まれ、リピートや口コミを呼びます。

なぜ今、情報過多の現代で「触れる販促」が強いのか?

情報過多となった現代では、SNS広告やメールマガジンはスクロールひとつで、目を通されることなく簡単に流されてしまいます。一方、ハガキや手書きのDMは「物理的に手元に届く」ため、開封率・保存率ともにデジタル広告を大きく上回ることが少なくありません。約74%の人が自分宛のDMを開封・閲読しているという調査結果もあり、画面に慣れた現代だからこそ、紙という「物体」が持つ存在感は際立って映るものです。
この考え方は「センサリーマーケティング」とも呼ばれ、人の五感に訴えることで感情的な記憶を残すアプローチです。人は視覚・触覚・嗅覚などいわゆる五感で受け取った情報を、感情と深く結びつけて記憶しやすい特性があります。高級感のある紙質のDM、手書き風の温かみある文字、封を開けたときのほのかな香り、こうしたこだわりが「大切にされている」という印象を生み出し、顧客との心理的な距離を縮めます。小さな演出の一つひとつが、長く残るブランドイメージをつくります。
中小企業や個人事業主にとって大切なのは「量」より「質」です。1,000件に一斉メールを送るより、既存客100人に心のこもったハガキを届ける方が、再来店や紹介につながるケースは少なくありません。接客の場でも同様で、名前を呼ぶ、手渡しでカードを渡す、店内に季節の香りを演出するといった小さな工夫の積み重ねが、顧客の記憶に深く刻まれるブランド体験となります。
まずは「自社の顧客の手が触れる接点はどこか」を一つひとつ書き出すことから始めましょう。そこに五感マーケの出発点があります。

デジタルと組み合わせて効果を最大化する方法

アナログ販促単独でも効果はありますが、デジタルと連携させることで反響測定や追客が格段に簡単になります。たとえばDMにQRコードを印刷し、読み込んだ顧客をLINE公式アカウントや特設ページへ誘導すれば「誰がどこで反応したか」が一目でわかります。Web上のアクセス解析と組み合わせることで、次のDMの送付先や内容の精度も高まります。
また、メール配信やSNS投稿でイベントを告知した後、来店・問い合わせがあった顧客へ御礼ハガキを手書きで送ると、デジタルの速さとアナログの温かさが相乗効果を生みます。このようにオンラインとオフラインを行き来する顧客体験の設計が、差別化のカギになるでしょう。
実践のステップは3つです。①既存客をセグメントし、送り分けるメッセージを決める。②DMやハガキにQRコードを入れ、反応を計測する仕組みをつくる。③反応した顧客には接客や個別フォローでさらに五感に訴える。この繰り返しが、顧客を「ファン」へと育てます。デジタルとアナログ、両輪で回してこそ販促は強くなります。
デジタルがあふれる今だからこそ、デジタル販促に偏ることなく、アナログの販促も検討してみてはいかがでしょうか。


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